シャンプーの主成分は洗浄成分で、これがシャンプーの特徴を大きく左右します。
このため処方開発の中で詳しく触れてきました。
このため処方開発の中で詳しく触れてきました。
しかし、シャンプーの使い勝手も大事なので2018年11月22日(木)の日記に書いた「シャンプーの一般的構成成分」の3番目に出てくる増泡剤について今回は書きます。
シャンプーの泡立ちと洗浄力には直接の関係はないのですが、しかし泡立ちの良い方がシャンプーとしては好まれます。
一般に洗浄成分は起泡性がありますが、より豊かな泡立ちを求めてアルカノールアミドと総称される非イオン界面活性剤(表示名:コカミドDEAなど)が多用されてきました。
アニオン界面活性剤と併用すると起泡、泡の安定性、増粘効果も期待でき、価格的にも安くてシャンプーには欠かせない成分です。
50年以上使用されてきました。
しかし、問題点(*1)もありますので、あんだんてでは処方開発時からこれを使用しないことを前提として開発してきましたが、相当苦労しました。
アニオン界面活性剤と併用すると起泡、泡の安定性、増粘効果も期待でき、価格的にも安くてシャンプーには欠かせない成分です。
50年以上使用されてきました。
しかし、問題点(*1)もありますので、あんだんてでは処方開発時からこれを使用しないことを前提として開発してきましたが、相当苦労しました。
主剤に使用しているラウロイルメチルアラニンNaという洗浄成分はきめ細かな泡立ちが特長で高級感があってよいのですが、泡の量が少ない問題があります。
これを補うために第2洗浄成分としてコカミドプロピルベタインを配合しました。
ただ、コカミドDEAを使わずに起泡性を維持するのは大変難しいので他社品と見劣りしないか心配でした。
そこで起泡性の判定方法自体を考案して試験しました。後日、日記に書きます。
そこで起泡性の判定方法自体を考案して試験しました。後日、日記に書きます。
(*1)
米国で発ガン性を誘発する可能性があるとのデータが1997年に発表されました。
私がシャンプーの開発を行っていた2000年の段階では日本では、この情報自体があまり知られていませんでした。
この件に関しては次回に詳しく書きます。