基礎調査の段階までの経過は昨日まで書いてきました。
いくら文献を集めても実際にシャンプーを試作して評価してみないと開発は進みません。
この面は、洗剤原料の卸会社で処方の開発も行っている会社の協力を得ました。サラリーマン時代の前半を過ごした総合化学会社の中央研究所で一緒だった方のご縁です。
テクニカルサービスを担当して若い方が仕事の合間を縫って試作に時間を裂いてくれました。
貴重な時間をいただいているので、こちらもスケジュール管理法、グラフ化技術、レポート作成法など若い方の育成に役に立ちそうな情報を提供しました。担当者が研究に興味が深い方だったので熱心に取り組みよいアイデアも提供してくれました。
私はサラリーマン時代の3分の2を研究畑で過ごしたのですが、研究で成果を上げるには担当者がどこまでその研究にのめり込めるかにかかっているように思います。
その意味ではよいパートナーに出会えて幸いでした。(続く)