シャンプーの主成分は洗浄成分で、これがシャンプーの特徴を大きく左右します。このため処方開発の中で詳しく触れてきました。
しかし、シャンプーの使い勝手も大事なので2018年11月22日(木)の日記に書いた「シャンプーの一般的構成成分」 7番目に出てくる金属封鎖剤について書きます。
同資料の中で金属封鎖剤については次のように書かれています。
金属封鎖剤:水中の微量の鉄分やカルシウム分による濁りの防止と洗浄力の低下を抑制する。 例としてエデト酸塩、クエン酸が載っています。
金属封鎖剤:水中の微量の鉄分やカルシウム分による濁りの防止と洗浄力の低下を抑制する。 例としてエデト酸塩、クエン酸が載っています。
あんだんてシャンプーでは主剤としてラウロイルメチルアラニンNaを使用しているのですが、この界面活性剤は耐硬水性が高い(水中のカルシウムなどの影響を受けにくい)性質がありますので金属封鎖剤を改めて配合する必要性はありません。
しかし、シャンプー自体を弱酸性にするためにpH調整成分が必要ですので、あんだんてではクエン酸を配合しています。結果としては金属封鎖剤の役割も果たしています。
pH調整成分については一般的配合成分の8番目として次回に記載します。