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2018年10月18日

あんだんての歩み 37 処方開発15 シャンプーの具備すべき条件

処方開発については、主剤の選定からモニタリングまで話が一気に進んでしまいましたが、自分なりのシャンプーを目指すにしてもシャンプーとしての基礎的条件を満たしていなければお客様にご満足いただけません。

そこで、そもそも「シャンプーが具備せべき条件」はどういうものなのか?触れてみたいと思います。

化粧品のバイブルのような「香粧品科学-理論と実際」(田村健夫、廣田 博 共著)では次のように書かれています。
『シャンプー本来の機能は、頭皮、毛髪の汚れやフケを洗浄し、清潔に保つことであるが、そのための具備すべき条件としては、つぎのとおりである。
(1) 過度な脱脂を抑制し、適度の洗浄性を有すること
(2) きめ細かい持続性のある豊かな泡立ちを有すること
(3) すすぎが容易であること
(4) 毛髪に光沢、柔軟性を与えること
(5) 洗髪後の櫛の通りがよいこと
(6) 眼や頭皮に対して刺激がなく、安全性が高いこと』

あんだんてでは、『(6) 眼や頭皮に対して刺激がなく、安全性が高いこと』を最重点課題としたということです。
しかし、(1)〜(5)までの条件を満たしていないとお客様に喜んでいただけない訳で、あんだんてでは、この点にも十分配慮しました。

2018年10月15日

あんだんての歩み 36 処方開発15 モニタリング 

10月10日の日記で主剤に加える両性界面活性剤の僅かな違いによってモニターさんの評価が変わったことを書きました。

そこで今日は、モニタリングについて触れてみます。
処方の開発に当たっては内外の文献を調査して処方の候補を決めますが、最後は実際に使ってみて判断します。

大きな会社では社内に評価部門がありますし中程度の会社なら専門の業者さんに依頼します。

しかし、弊社あんだんて のような小さな会社ではできません。
親族およびその友人などにお願いすることになります。

あんだんての場合は私が通っている理容室の女性理容師さんも開発当初から協力してくださり大変貴重な感想を聞かせていただきました。
この美容師さんは発売後も理容業界の方を紹介してくださり助かりました。

親族およびその友人の中のお一人が市販のシャンプーでは満足できなくて色々試しておられましたが、あんだんてのシャンプーが低刺激性の面でピッタリ合って大変喜んでくださいました。

文献上は、「これでベストだ」と決めた処方ではありますが、実際に使った方の評判を聞くまでは一抹の不安がありましたが、これで自信が持てました。

2018年10月10日

あんだんての歩み 35 処方開発 14 主剤選定 その6

9月27日の日記で、主剤の次に加える両性界面活性剤でメーカー推奨のラウラミドプロピルベタインを配合したらモニターさんの評価がいまいちだったと書きました。(ヘアシャンプーとしては洗髪時の指通りが悪いとの印象を持たれた方がおられました。)

そこで川研ファインケミカルが発行している「最新洗浄剤処方集 第3集 1995」を詳しく調べてみました。
この本は508ページにわたる詳しい本で世界中の洗浄剤の処方が収録されています。

この中で主剤にラウロイルメチルアラニンNaを使用しているシャンプーでは組み合わせる両性界面活性剤としてコカミドプロピルベタインを配合している例の方が多いことを見出しました。

そこで、その組み合わせにしたところモニターさんの評価が上々でした。
コカミドプロピルベタインとラウラミドプロピルベタインでは原料となる脂肪酸の炭素数が1つ違うだけなので、なぜこれほど差が出るのかわかりませんが、これが現実でした。

2018年10月04日

あんだんての歩み 35 処方開発 14 主剤選定 その6

9月27日の日記で、主剤の次に加える両性界面活性剤でメーカー推奨のラウラミドプロピルベタインを配合したらモニターさんの評価がいまいちだったと書きました。(洗髪時の指通りに十分満足していただけませんでした。)

そこで川研ファインケミカルが発行している「最新洗浄剤処方集 第3集 1995」を詳しく調べてみました。
この本は508ページにわたる詳しい本で世界中の洗浄剤の処方が収録されています。
この中で主剤にラウロイルメチルアラニンNaを使用しているシャンプーでは両性界面活性剤としてコカミドプロピルベタインを配合している例の方が多いことを見出しました。

このデータを参考にして、その組み合わせにしたところモニターさんの評価が上々でした。
コカミドプロピルベタインとラウラミドプロピルベタインでは原料となる脂肪酸の炭素数が1つ違うだけなので、なぜこれほど差が出るのかわかりませんが、これが現実でした。

実際に試作してモニターさんのご意見を伺うことの重要性を認識しました。

あんだんてシャンプーは低刺激性・低アレルギー性を追求したシャンプーですが、それなりの価格ですのでヘアシャンプーとしてのお客様のご要望を十分に満たしている必要があるとのスタンスで臨みました。

2018年09月27日

あんだんての歩み 34 処方開発 13 主剤選定 その5

昨日、主剤(その製品の機能を発揮させる上で一番重要な成分)として低刺激性で実績のあるラウロイルメチルアラニンNaを選定したことを書きました。

この陰イオン界面活性剤はきめ細かな泡立ちが特長ですが、泡のボリュームが足りない問題もあります。
こういう時は、一般に両性界面活性剤を第2成分として加えることで改善することが一般に行われています。(専門の増泡成分を加えることが多いのですが、後に説明するような事情で、あんだんてでは採用しませんでした。

主剤であるラウロイルメチルアラニンNaのメーカーである川研ファインケミカルさんの標準処方では、第2成分として両性界面活性剤のラウラミドプロピルを提案していましたので、あんだんてでもその通りとしました。

しかし、使用感でモニターさんの評判がいまいちでした。このことは来週詳しく書きたいと思います。

2018年09月26日

あんだんての歩み 33 処方開発 12 主剤選定 その4

川研ファインケミカルさんの技術資料に、あんだんてシャンプーの主剤に使用しているラウロイルメチルアラニンNaが低刺激性を示す文献が載っていることを先週の9月20日に書きました。

「早川律子ら:皮膚、32、807-816、(1960)」
早速、日本科学技術情報センターから取り寄せました。

題名 皮膚疾患患者における低刺激性HMシャンプー、リンスの
    パッチテスト結果
著者 早川律子 松永佳世子ほか
    (名古屋大学医学部附属病院分院皮膚科)

大塚製薬さんからの委託研究でした。
研究報告ではHMシャンプーはアシルメチルアミノ酸系と書かれていますが、そこに記載された化学構造式から判断すればラウロイルメチルアラニンであることが分かります。

要旨の部分に
「HMシャンプーの皮膚刺激指数は、対象市販4製品(弱酸性シャンプー)および患者が持参したシャンプーの総合皮膚刺激性指数の何れよりも小であった。」と記載されています。

市販4製品にはグルタミン酸系やメチルタウリンなど低刺激性で定評のあるものが含まれているので、それよりもラウロイルメチルアラニンが優れているというのは貴重な情報でした。

これで、あんだんてシャンプーの主剤にラウロイルメチルアラニンNaを使うことを決定しました。
なお、大塚製薬さんは、大人向けのシャンプーの発売は見合わせたようでベビーシャンプーにはラウロイルメチルアラニンNaを使われているようです。

この研究者の一人である松永佳世子先生(現在は藤田衛生保健大学教授)は、あんだんてが賛助会員になっている認定NPO法人アレルギー支援ネットワークさんで何回かお会いしたり講演を聞かせていただきておりますので感慨深いものがあります。

2018年09月20日

あんだんての歩み 32 処方開発 11 主剤選定 その3

昨日、ラウロイル-N-メチルβ-アラニン塩(今の全成分表示では“ラウロイルメチルアラニンNa”)が川研ファインケミカルさんで商品化されていることが分かったので技術資料を取り寄せました。

「アミノ酸系界面活性剤 -ソイポン・アラノン-」という名の技術資料です。
ラウロイル-N-メチルβ-アラニン塩の商品名は「ALE」です。
技術資料ですから「安全性」「性能(pHと起泡力)」「性能(耐硬水性)」などが載っており、それぞれ魅力的ですが、特に「安全性」に着目しました。
安全性(市販品)
市販低刺激シャンプーとの比較(ヒトパッチテスト)
主たる活性剤成分との比較のグラフで「ALE」が最も低刺激性を示していました。対象:皮膚疾患患者 時間:48時間 濃度:1.0%
物性測定値ではなく人で試験したデータのようでした。
(注)として「早川律子ら:皮膚、32、807-816、(1960)」と記載されていました。

これは願ったり叶ったりの資料だと思い、早速、日本科学技術情報センターに文献依頼を出しました。
サラリーマン時代に研究畑を歩んできたので技術情報収集はお手の物だったことも幸いしました。

2018年09月19日

あんだんての歩み 31 処方開発 10 主剤選定 その2

9月17日の日記で主剤(その製品の最も大きな機能を発揮する成分)として低刺激性で毛髪にもよいアミノ酸系陰イオン界面活性剤を使用することに決めたと書きました。

アミノ酸系でも色々な製品があるので選択する必要があります。
この時期に私も入っている技術士ネットワークの方が著名な技術情報誌の記者もしておられて文献を色々送ってくれました。

その中の一つに
「化学工業時報」平成10年12月15、25日号がありました。
「糖、アミノ酸を原料とする界面活性活性剤
-マイルド・安全性・生分解性のニーズに対応-
という特集記事がありました。

私が開発目標としていた低刺激性、低アレルギー性、環境にやさしいにピッタリの記事でした。
味の素社のアミノ酸系界面活性剤が詳しく紹介された後、「以下のほか、ライオン、川研ファインケミカルから低刺激性洗浄用のラウロイル-N-メチルβ-アラニン塩(今の全成分表示では“ラウロイルメチルアラニンNa”)が商品化されている。」という記載があり着目しました。

川研ファインケミカルさんが技術資料の収集に協力的であったこともあってカタログと技術資料を取り寄せているとこちらの希望を完全に満たしていることが分かりました。
これも人のつながりのおかげでした。

詳しくは、次回に書きたいと思います。

2018年09月17日

あんだんての歩み 30 処方開発 9 主剤選定 その1

あんだんてシャンプーの処方開発については文献調査から始まり8月16日の日記で「試作」の話に触れた時点で中断し→会社設立→ボトルデザインなどの話に移ってしまいました。

今日から「処方開発」の本題に戻ります。
シャンプーの開発で最初にやるべきことは主剤(その製品の機能をもっとも発揮させる成分)の選定です。

シャンプーでは、洗浄成分です。
洗浄成分としては界面活性剤が使用されます。
界面活性剤には3種類ありますが、シャンプーの主剤としては陰イオン界面活性剤が使用されます。
石鹸もその一種です。石鹸と界面活性剤は別物と思っている方もおられますがれっきとした陰イオン界面活性剤です。
ラウレス硫酸系、アミノ酸系、石鹸系などの陰イオン界面活性剤です。
ラウレス硫酸系が圧倒的で一部にアミノ酸系陰イオン界面活性剤が使用されます。

アミノ酸系は低刺激性で髪のまとまりがよいのが特長ですが、価格的に高いのが難点です。
7月16日の日記にアミノ酸系のシャンプーが市場で一定の評価を受けていることを書きました。

あんだんてシャンプーではアレルギーのある方を対象とし環境にもやさしいシャンプーの開発を目的としていたので高くてもアミノ酸系陰イオン界面活性剤を主剤としました。

アミノ酸系陰イオン界面活性剤の中ではグルタミン酸を使用した界面活性剤(成分表示では:ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液)が主流で「アミノ酸系といえばグルタミン酸ベース」を指します。
「ミノン」さんが元祖といってもよいでしょう。
しかし、あんだんてシャンプーでは、アミノ酸系でも敢えて別の陰イオン活性剤を採用しました。

このことは明日触れたいと思います。

2018年09月13日

あんだんての歩み 29 絵画登録(後半)

9月12日の日記で著作権を確実なものにするために文化庁に「絵画」として登録する方法があることを書きました。

具体的には次のようになります。公開できる項目のみ記載します。
「髪を洗うシャンプー」のデザインでは次のようになります。
著作物の明細書
1 著作物の題号 髪を洗う娘
7 著作物の種類 美術の著作物
8 著作物の内容又は体様
  髪を洗う楽しさを腕と手の動きで表現した娘の絵

「からだを洗うシャンプー」のデザインでは次のようになります。
著作物の明細書
1 著作物の題号 からだを洗う娘
7 著作物の種類 美術の著作物
8 著作物の内容又は体様
  からだを洗うことのすがすがしさと気持ち良さを
  一寸うしろを振り向くかたちで表現した娘の絵。

文化庁の方はとても親切に教えて下さいました。
後日、登録番号が送られてきました。
全くの素人が個人で始めた会社ですが、工夫次第ではお金をかけなくとも色々な対応策があることを実感させてくれました。
「著作物の内容」の表現も私自身が考えて提出しました

2018年09月12日

あんだんての歩み 28 絵画登録(前半)

ラベルデザインの著作権は寺門孝之氏から弊社「あんだんて」に譲り受けているので問題ありません。
しかし、「線画はユニークなので部分的に真似されたら嫌だな。」と感じていました。

その時に面白い話を知りました。
「自分では特許にできそうもないが、万が一出願されて特許にされて困りそうなときは、そのことを文章にして文化庁に申請することにより「既に存在した。」ことを証明する手法があるとのことでした。
それなら、「あんだんてのラベルデザイン」でも同じことができないかと文化庁に相談に行きました。
「ラベルデザイン」は受付ないとのこと。(必要なら商標登録すれば良い。)
しかし、描いてある絵を「絵画」として登録することは可能であるとのことでした。
条件としては次の通りでした。
1 一定期間内に50名以上の見ていただいたことを証明できること。
2 絵画の名前をつけて、その説明文を添付すること。

これを推進することにしました。
先ず、50名以上の方に見ていただける場所に掲示して、その場の管理者から証明をしていただきました。
題名と説明文は、次回に触れたいと思います。

2018年09月06日

あんだんての歩み 27 ボトルデザイン その4

ボトルデザインを寺門孝之氏にお願いし線画がとても好評だったことを書きました。

しかし、後日思わぬことで苦戦することになりました。
ラベルを使用するシャンプー用ボトルでは全く問題ありませんでした。

トリートメントを発売する段になってみるとオーバル型のスクイズ性(押し出してトリートメントが出てくる。)のあるボトルが最適ということになりました。
曲面が多いのでラベルが使えず直接印刷する必要がありました。
形状が複雑なので専用の治具となり、これだけでコストアップになってしまいました。
シルク印刷という印刷システムを使うので線画では線が潰れてしまって歩留まりが悪い(不良品が出やすいという意味)とのことで更に高い印刷代となりました。
それでもボトルを買った会社に印刷まで頼んだのでなんとかやってくれました。

更に数年後、カートリッジパックを採用するに当たって改めて問題になりました。
カートリッジと言われる外側のケースに中にパウチという容器を入れるものです。
このケースも球面があるのでラベルが使えません。
印刷してくれるシルク印刷業者さんをインターネットで探したのですが、どこも線画は断ってきました。
ミニボトルやトリートメントボトル(オーバル型)ボトルの取扱い業者さんの紹介でようやく一社を見つけてなんとか解決しました。
なかなか難しいものだと実感しました。