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2018年11月29日

あんだんての歩み49 処方開発27 配合成分 その3 増泡成分 1

シャンプーの主成分は洗浄成分で、これがシャンプーの特徴を大きく左右します。
このため処方開発の中で詳しく触れてきました。

しかし、シャンプーの使い勝手も大事なので2018年11月22日(木)の日記に書いた「シャンプーの一般的構成成分」の3番目に出てくる増泡剤について今回は書きます。

シャンプーの泡立ちと洗浄力には直接の関係はないのですが、しかし泡立ちの良い方がシャンプーとしては好まれます。

一般に洗浄成分は起泡性がありますが、より豊かな泡立ちを求めてアルカノールアミドと総称される非イオン界面活性剤(表示名:コカミドDEAなど)が多用されてきました。 
アニオン界面活性剤と併用すると起泡、泡の安定性、増粘効果も期待でき、価格的にも安くてシャンプーには欠かせない成分です。
50年以上使用されてきました。
  
しかし、問題点(*1)もありますので、あんだんてでは処方開発時からこれを使用しないことを前提として開発してきましたが、相当苦労しました。

主剤に使用しているラウロイルメチルアラニンNaという洗浄成分はきめ細かな泡立ちが特長で高級感があってよいのですが、泡の量が少ない問題があります。
これを補うために第2洗浄成分としてコカミドプロピルベタインを配合しました。

ただ、コカミドDEAを使わずに起泡性を維持するのは大変難しいので他社品と見劣りしないか心配でした。
そこで起泡性の判定方法自体を考案して試験しました。後日、日記に書きます。

(*1) 
米国で発ガン性を誘発する可能性があるとのデータが1997年に発表されました。
私がシャンプーの開発を行っていた2000年の段階では日本では、この情報自体があまり知られていませんでした。
この件に関しては次回に詳しく書きます。

2018年11月28日

あんだんての歩み48 処方開発26 配合成分 その2 増粘成分

シャンプーの主成分は洗浄成分で、これがシャンプーの特徴を大きく左右します。
このため処方開発の中で詳しく触れてきました。

しかし、シャンプーの使い勝手も大事なので2018年11月22日(木)の日記に書いた「シャンプーの一般的構成成分」の2番目に出てくる増粘剤について今回は書きます。

洗浄成分は粘度がないので、これだけでは手からこぼれてしまいます。

この対策として増粘成分が必要で一般的には高分子の増粘成分が使われます。
セルロース系の高分子化合物が多く使われますが、天然系を強調する場合にはキサンタンガムなどが使われます。

あんだんては、これらの増粘成分を使わない全く独自の処方です。
特許の申請も考えたのですが、公開特許なので特許不成立でも情報は公になってしまいますので申請を取りやめました。

洗浄成分をある条件下に置くと見かけの粘度が上がることを実験中に発見し、この技術ができました。
従って実験を担当してくれた協力会社の技術者のお陰で感謝しています。条件を変えて粘度との関係を私がグラフ化し最適値を決定しました。

この処方はシャンプーの原液のときだけ粘度があり、使い始めて水で薄まれば全く効果がなくなります。

一般の高分子化合物を使ったシャンプーでは薄めてもその効果が残りますので髪に微妙に粘性が残ります。
あんだんてシャンプーの仕上がりがサッパリしているのは、このためとも考えられます。

2018年11月22日

あんだんての歩み47 処方開発25 配合成分 その1 洗浄成分

2019年10月25日の日記でシャンプーの構成成分について書きました。

「シャンプーの一般的構成成分」として次の十種類が挙げられています。
洗浄剤(界面活性剤)、増粘剤、増泡剤、溶解補助剤、乳濁剤(パール剤)、コンディショニング剤、金属封鎖剤、pH調整剤、防腐剤、特殊成分

あんだんてでは、各構成成分についてそのような製品(配合成分)を配合したかを順に書いて行こうと思います。
まず、洗浄成分ですが、シャンプーの性質は、8〜9割は主剤(洗浄成分)によって決まると思ってよいでしょう。

あんだんての主剤であるラウロイルメチルアラニンNaについては、既に書いてきました。

日記のなかでは下記の通り「主剤選定」として詳しく載せましたので内容は、ここでは省略します。

2018年11月21日

あんだんての歩み46 処方開発24 あんだんての設計思想 その6 髪、からだ共通

あんだんてシャンプーの設計思想について順を追って書いています。
第1は、シンプルイズベスト
第2は、弱酸性 
第3は、天然系 
第4は、実績重視 
第5は、保湿重視 
第6は、髪・からだ共通です。

普通は、ヘアシャンプーとボディシャンプーは全く別の配合をします。

ボディシャンプーは、ボディソープと言われるように石けん(ソープ)がベースになっていることが多いのです。
石けんは、サッパリ感(実際はツッパリ感なのですが、多くの方はサッパリ感じています。)があります。
実態はどうであれ使った感じがよければそれで良いわけです。

コスト的にも石けんシャンプーの方が安くできます。

それなのに何故「あんだんて」は共通にしたのでしょうか?
それはグリチルリチン2kに起因しています。

アトピー性皮膚炎の方をターゲットにしていますので、どうしても消炎成分であるグリチルリチン2kが必要です。
しかし、アレルギーの難しいところは、人によって影響されるものが違うことで「グリチルリチン2k」がマイナスに働く方が稀におられます。
そこで「グリチルリチン2k」を含まない配合設計したものを「からだを洗うシャンプー」として発売することにしたものです。

こうするとボディシャンプーとしてのサッパリ感が問題になるのですが、幸い主剤であるラウロイルメチルアラニンNaはサッパリ感がある方なので、このような配合設計が可能となりました。

なお、「髪を洗うシャンプー」に配合しているポリクオタニウム-10は、髪のまとまりを良くする成分なので「からだを洗うシャンプー」には配合しませんでした。

また、サッパリ感向上のために「からだを洗うシャンプー」には洗浄成分のラウリン酸スクロースを配合しています。

このような配合設計をしているところは少ないと思います。
ただ、フルボディシャンプーというのも存在しますから共通にするという概念そのものは昔からあります。

2018年11月19日

あんだんての歩み45 処方開発23 あんだんての設計思想 その5 保湿重視

あんだんてシャンプーの設計思想について順を追って書いています。

第1は、シンプルイズベスト
第2は、弱酸性 
第3は、天然系 
第4は、実績重視 
第5は、保湿重視 です。

使用する製品(原料成分)は実績重視ですが、処方そのものは斬新なものとなりました。

斬新な処方が目的ではありませんが、アレルギーのある方、特にアトピー性皮膚炎の方用に自分なりに理想的な配合をしようとした結果、世の中に同じような例がなかったということです。

主剤に採用したラウロイルメチルアラニンNaは洗顔料の原料としては実績のあるものですが、シャンプーに使う方はほとんどいませんでした。コスト的に成り立たなかったのでしょう。

しかし、あんだんては、医学誌に載ったアトピー性皮膚炎の方への効果を見て採用を決めました。

保湿成分重視も、あんだんて独自の考えです。
10月25日の日記に書いたように一般的はシャンプーの構成成分(10種類)に保湿成分は含まれていません。

しかし、アトピー性皮膚炎について調べて行くと基本的に乾燥肌であることがわかりました。

従って保湿成分を十分に配合することが重要であろうと考えてアミノ酸系天然保湿剤であるベタインをメーカー推奨濃度の最高値で配合しました。
また、生体(動植物)への乾燥耐性の強いトレハロースをメーカー推奨濃度で配合しました。

ここまでやっているシャンプーは世の中にまずないだろうと思います。

採算面からみれば過剰設計なのでしょうが、自分なりの理想を求めて敢えて配合しました。
個人で始めて今日まで広告もほとんどしないで17年間ご愛用いただけているのは有難いことです。

2018年11月08日

あんだんての歩み44 処方開発22 あんだんての設計思想 その4 実績重視

あんだんてシャンプーの設計思想について順を追って書いています。

第1は、シンプルイズベスト
第2は、弱酸性 
第3は、天然系 
第4は、実績重視 です。

主剤は、アミノ酸系で実績のある陰イオン界面活性剤と両性界面活性剤を使用したので他の選択の余地はありませんでした。

開発当時は、消炎成分で天然系のものが出始めていたのですが、あんだんては最も歴史があると思われるグリチルリチン酸(甘草を出発原料とする)塩を採用しました。

保湿剤としては、実績が豊富なベタインを採用しました。

その後も実績を重視したので開発後17年経由した今日でも処方の変更はありません。(ただ、発売時に使用していたカワシルクは、グリチルリチン酸と反応してフィルターを目詰まりさせてしまう製造トラベルがあったので次回から使用を中止しました。)

法改正があった時はお客様から処方変更の有無の問い合わせがありました。アレルギーの方は、それほど慎重ですから、ご安心いただくために上記以外の処方変更はしませんでした。
シャンプーにもその時々の流行のようなものがあるのですが、あんだんては処方を代えないことをポリシーとしました。

2018年11月07日

あんだんての歩み43 処方開発21 あんだんての設計思想 その3 天然系

あんだんてシャンプーの設計思想について順を追って書いています。
第1は、シンプルイズベスト
第2は、弱酸性 
第3は、天然系 です。

シャンプーの構成成分は10種類以上あり、同じ目的の成分でも使用される製品は数種から数十種ありますから膨大な候補から選択することになります。
そのときにどういう基準で選んで行くかが設計思想です。

シャンプーの原料成分には天然由来のものもあれば化学合成したものもあります。
「天然由来のものは安全」と主張する方もおられますが、科学的に見れば意味はありません。
天然系であれ、合成系であれ「安全なデータの揃ったものは安全」と考えるのが妥当でしょう。

しかし、天然系のものは、なんとなく「安心」と多くの方が思っておられるのも事実でしょう。
そこで、あんだんてではアレルギーのある方が対象ですから「高い安全性のデータの揃った製品」を選ぶは当然ですが、その上で「天然系」の製品(原料成分)を使うことにもこだわりました。

アレルギーのある方は、不安を抱えておられますので少しでも「安心」していただくためには「天然系」を設計思想に取り入れることがベストだと思いました。

2018年11月05日

あんだんての歩み42 処方開発20 あんだんての設計思想 その2 弱酸性

2018年10月29日の日記から、あんだんの設計思想について書いています。

設計思想の第1は、シンプルイズベスト でした。

第2は、弱酸性 です。
シャンプーが最初にできたときは石鹸シャンプーでしたから弱アルカリ性でした。

界面活性剤が進歩して石鹸以外にもアミノ酸系界面活性剤などが開発されてから弱酸性のシャンプーが出てきました。
人の皮膚は弱酸性ですから、刺激がより少なくなるとの考えで使用されるようになりました。

あんだんてシャンプーは、アレルギーのある方(特にアトピー性皮膚炎でお悩みの方など)に喜んでいただくことが開発目標ですから必然的に「弱酸性」としました。

あんだんての主剤は、ラウロイルメチルアラニンNaを使用していますが、このメーカーである川研ファインケミカルさんが「弱酸性」という言葉を業界で初めて使われたようです。不思議な縁を感じます。

2018年10月29日

あんだんての歩み41 処方開発19 あんだんての設計思想 その1 シンプルイズベスト

前回、シャンプーの一般的構成成分について書きました。

個人が敢えてシャンプーの開発を行うのですから漫然とした配合設計をしたのでは意味がありません。

どういう方をターゲットにして、どういう設計思想を持って臨むかが重要です。

「あんたんてシャンプー」では「アレルギーのある方、特にアトピー性皮膚炎でお悩みの方に喜んでいただくことを目指しました。

従って低刺激・低アレルギーを実現するには「安全第一」は当然であって設計思想以前の問題ですから、記述するのは省略して「設計思想」について6回に分けて書いて行きます。

この目標を達成するための設計思想の第1は、「シンプルイズベスト」です。
これはベビーシャンプーの設計思想です。

ベビーもそうですが、アレルギーのある方は個人差が大きいので成分が増えるとそれに合わない方がどうしても出てしまいます。それを避けるには単純にするのがベストです。

多くの文献を読んだ中から得た教訓です。

2018年10月25日

あんだんての歩み40 処方開発18 シャンプーの構成成分

「シャンプーの具備すべき条件」について書いてきましたが、その条件を満たすためには具体的にはどのような成分を配合すればよいのでしょうか?

化粧品関係者にとってはバイブル的存在である「香粧品科学ー理論と実際」田村健夫・廣田博共著 から見てみます。
その中に「シャンプーの一般的構成成分」として次の十種類が挙げられています。

洗浄剤(界面活性剤)、増粘剤、増泡剤、溶解補助剤、乳濁剤(パール剤)、コンディショニング剤、金属封鎖剤、pH調整剤、防腐剤、特殊成分

これらの成分について、弊社 あんだんて は、どのように取り組んできたのか書いて行きたいと思います。
専門書では〇〇剤となっていますが、イメージとしては硬いので、「あんだんてで行こう」では〇〇成分ということで紹介して行きます。

これらの成分を選定するに当たって、どういう設計思想で臨むかが重要ですから次回から、あんだんての設計思想について3回にわたって書きたいと思います。

2018年10月24日

あんだんての歩み39 処方開発17 「具備すべき条件」と「あんだんて処方」 その2

あんだんてシャンプーの処方開発で何故「シャンプーとして具備すべき条件」を完全に満たすことにこだわったのでしょうか?

それはアレルギーのある方、特に「アトピー性皮膚炎の方にも喜んでいただけるシャンプー」を開発するというコンセプトがあったからです。

先ず、「アトピー性皮膚炎」について成書および文献の徹底的に調べました。皆様大変ご苦労されていることが分かりました。

従ってシャンプーについても「アトピーだから何かを我慢しなければならい。」ということでは二重苦になってしまいます。
例えば主剤の界面活性剤の濃度を下げれば刺激が低減できますが、汚れ落ちが悪かったり泡立ちが悪かったりします。これでは我慢を強要することになります。

これを避けるには先ず使用感が優れていて、さらに低刺激性、低アレルギーでなければなりません。
言うは易く実際にそのような処方を開発することは至難なことです。

しかし、世の中にシャンプーが溢れているのにド素人の個人が挑戦するなら、敢えてこのレベルに照準を合わせないと改めて開発する意味がないと思いました。

これから処方開発を詳しく書いて行きますが、それぞれの素材選定などで世の中であまり使用されていなくても(素材の種類・濃度など)、これがベストだと思えば敢えて採用するようにしました。

こういう世の中にないものを敢えて開発してきたので宣伝費をかけなくても今日まで17年以上にわたってご愛顧いただけているものと思います。感謝・感謝です。

2018年10月22日

あんだんての歩み38 処方開発16 「具備すべき条件」と「あんだんて処方」 その1

あんだんてシャンプーでは、低刺激性、低アレルギー性の面からアミノ酸系界面活性剤を主剤に使用することを決定しました。

アミノ酸系界面活性剤は「具備すべき条件」をすべて満たしています。
その意味では機能的には理想的な素材なのですが価格が高いのが難点で主剤として使用されている中では全シャンプーの10%以下と思われます。

それでも、あんだんては、敢えてアミノ酸系界面活性剤を主剤としました。
その中でも川研ファインケミカルさんのラウロイルメチルアラニンNaを選んだのですが、この界面活性剤の特長の1つに「きめ細かな泡立ち」があったので高級感のあるシャンプーに仕上がりました。

あんだんてシャンプーでは一部を除き「髪を洗うシャンプー」と「からだを洗うシャンプー」の素材は共通にしています。(一般的には別の処方にすることが多い。なぜそうしたかに後日詳しく触れたいと思います。)

ラウロイルメチルアラニンNaは、さっぱり感があるのでボディソープにも使われる洗浄成分なので、あんだんて「からだを洗うシャンプー」の使用感もよいものに仕上がりました。