毎月号くまさんこどもクリニック院長 大澤正彦先生のコラム「こどもアレルギーQ&A」を楽しみにしています。
今回のテーマは、“赤ちゃんの検査はいつからできますか?”
妊娠8ヶ月の方のご質問でご主人は小さいころから喘息、花粉症、ご本人も鼻炎の場合、アレルギー用牛乳の方がよいのか?
いつから検査が受けられるでしょうか?とのご質問です。
アレルギーの検査は、6ヶ月くらいから受けられるとのお答えでした。
「母親妊娠中の食事制限」
アメリカのガイドラインではピーナッツのみ除去、ヨーロッパ、日本では除去を勧めていません。
「授乳中の母親の食事制限」
アメリカではナッツ類の除去を勧め(時に牛・卵・魚も考慮)、ヨーロッパと日本では勧めていません。
「乳児期のミルク」
アメリカ・ヨーロッパのガイドラインは、加水分解乳(牛乳成分を分解したミルク)を勧めています。日本では「医師の指導のもとに勧める。」となっています。
この質問のケースでは、アレルギー用のミルクを勧めておられます。
国によって随分対応策が変わってくるものだと思いました。