ヨーロッパのメディアによれば日本代表の敗戦の原因は。“変化への対応力が弱い”ことだと指摘していました。なるほどな!と納得しました。
これは選手に限ったことっではなく長谷部選手の言う“文化”の問題であるように思います。
ザッケローニ監督の采配は「迷走した」とか「場当たり的」とか厳しく批判されました。
特にコートジボアール戦、ギリシャ戦でみせたパワープレーです。
しかし、従来やってないことでも時に応じて使い分けるのは「臨機応変」として本来褒められるべきことだと私は思います。
選手も含めて一般のマスコミも変化に対応できていないということです。
宮本恒靖氏はヨーロッパで指導者のライセンスを所得しているだけのことはあって正しい判断ができているということだと思います。
来季から宮本恒靖氏が日本サッカー協会の技術委員長に就くという話も出ているので期待しています。
監督の采配は見方次第でどのようにも評価が変わるものでしょうが、私が、ザッケローニ監督の采配でヒットだと思うのは次の2点です。
一つ目は、ギリシャ戦前半で香川選手を使わず岡崎選手を左サイドに入れ大久保選手を右サイドに入れたこと。私から見れば最も理にかなった采配(攻めの効果よりも守りの効果が大きい)でした。ヨーロッパのメディアも「香川がいなかった時の方が全体がスムースに動いていた」と評価しているようにマイナス面はなかったようです。
二つ目は、コロンビア戦前の“休み”です。マスコミでは「異例」のことと驚いていましたが、コロンビア戦は選手が見違えるような動きをしました。私は、この“休み”を絶賛したいのですが、あまり話題になっていないようで残念です。