今日、STAP細胞に関する理研の「発生・再生科学総合研究センターの副センター長 笹井芳樹氏」の記者会見がありビデオでゆっくり見させてもらいました。
ご自分の責任についての謝罪がありました。インターネットでは弁解に終始しているとの記事もありますが、私は笹井氏の説明はもっともだと思いました。自分の担当範囲外のことなので実際にチェックすることは不可能であったと思います。 ただ、共著者である以上、共犯の責任を問われるのはやむをえないことだと思います。
論文の撤回については「撤回すれば100のものが0になるだけではなく−300になるくらいの影響があるが、それでも一からやり直した方がよい。」との見解でした。ねつ造だからではなく、それだけ可能性を秘めた研究なのでスッキリした方がよい。」とのお考えのようです。 小保方さんにとっては耐え難いことでしょうが客観的にみればそういうことなのでしょう。
捏造について
理研の発表では詳しい説明がないのでよくわかりませんが、理研が「悪意のある捏造」と言っていることから推測すると「もともとSTAP細胞などというものはなく、ES細胞の写真や効果を以ってSTAP細胞としたことが捏造に当たる」と断定したものと思われます。
その意味でES細胞の世界的権威である笹井氏の記者会見を注目していました。
「STAP現象を前提にしないと容易に説明できない部分」として
資料を提出して次のように説明しています。
A) ライブセル・イメージング(顕微鏡イメージ)
この動画は、捏造することができないものである。
B) 特徴ある細胞の性質
その中には「STAP細胞の大きさはES細胞の半分の大きさ」との
説明も出てきます。
C) 胚盤胞の細胞注入実験(キメラマウス実験)の結果
実質的にSTAP細胞なるものは存在するとの結論に近いものと思われます。
ただ、理研が「ES細胞を以ってSTAPとした悪意ある捏造」と言っている以上STAP細胞の存在を肯定するわけにも行かず「仮説となった」ということで理研の顔を立てたのでしょう。
今回の一連の動きは、STAP問題を早く処理して助成問題に影響がでないようにしたいという「悪意のある判定が」そもそもの問題のように私には感じられます。
いずれの日にか真実が明らかになることを願っています。
なお、今日は、韓国のフェリーの沈没という大問題が発生しているのですが、あまりに大きな問題なので少し情報が集まったところで日記に取り上げたいと思います。
生存者が一人でも多くなることを切望しています。