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あんだんてで行こう!≫ Andanteアンダンテ)は音楽用語で“歩く速さで”。開発も販売も、自分なりの理想を求めて一歩一歩確実に前進していきたいと思います。このページでは日常あったことを“あんだんて”につづります。

2018年11月19日

あんだんての歩み45 処方開発23 あんだんての設計思想 その5 保湿重視

あんだんてシャンプーの設計思想について順を追って書いています。

第1は、シンプルイズベスト
第2は、弱酸性 
第3は、天然系 
第4は、実績重視 
第5は、保湿重視 です。

使用する製品(原料成分)は実績重視ですが、処方そのものは斬新なものとなりました。

斬新な処方が目的ではありませんが、アレルギーのある方、特にアトピー性皮膚炎の方用に自分なりに理想的な配合をしようとした結果、世の中に同じような例がなかったということです。

主剤に採用したラウロイルメチルアラニンNaは洗顔料の原料としては実績のあるものですが、シャンプーに使う方はほとんどいませんでした。コスト的に成り立たなかったのでしょう。

しかし、あんだんては、医学誌に載ったアトピー性皮膚炎の方への効果を見て採用を決めました。

保湿成分重視も、あんだんて独自の考えです。
10月25日の日記に書いたように一般的はシャンプーの構成成分(10種類)に保湿成分は含まれていません。

しかし、アトピー性皮膚炎について調べて行くと基本的に乾燥肌であることがわかりました。

従って保湿成分を十分に配合することが重要であろうと考えてアミノ酸系天然保湿剤であるベタインをメーカー推奨濃度の最高値で配合しました。
また、生体(動植物)への乾燥耐性の強いトレハロースをメーカー推奨濃度で配合しました。

ここまでやっているシャンプーは世の中にまずないだろうと思います。

採算面からみれば過剰設計なのでしょうが、自分なりの理想を求めて敢えて配合しました。
個人で始めて今日まで広告もほとんどしないで17年間ご愛用いただけているのは有難いことです。

2018年11月15日

会社同期会に参加

今週、最初に勤めた総合化学会社(元東証一部上場)の入社時の同期会が東京で開催され参加してきました。

創業者は、「日本のデユポンを目指す。」という理想を掲げてスタートしたのですが、技術革新時の技術導入などで立ち遅れて衰退し、結局は他社に吸収合併されて社名もなくなってしまいました。

ただ、当時入社したものは意気軒昂で今でも集まっているということです。

技術導入に遅れて合弁会社を子会社として数多く設立したこともあり定年まで本体に残ったのは2割程度でした。

私も約20年で退社し精密化学会社(東証2部)に移りました。会社が変わっても同期会には出席し続けて今日に至っています。
会社は衰退しても(衰退して散り散りになったからこそ)人の絆は強く保たれていたのかも知れません。
これからも元気に参加したいものです。

2018年11月14日

トレハロースシンポジウム参加

先週の11月9日(金)に株式会社 林原 主催 日本応用糖質学会 後援の第22会トレハロースシンポジウム が東京・御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで開催され弊社あんだんて から2名(私も含めて)が参加しました。

トレハロースシンポジウムに参加するようになったのは、あんだんてシャンプーの保湿成分として配合しているいることが縁です。

シャンプーの開発以来10数年にわたり毎年参加しています。化粧品原料としての研究発表は過去に一度あった程度ですが、食品のみならず医学関係での発表もあるトレハロースシンポジウムは毎年楽しみにしています。

今年のテーマは、次の通りでした。
■第1部 ― トレハロースと生命、食糧、環境 ―
1.トレハロースによるイネの環境ストレス耐性の強化
○藤田 政之〈香川大学農学部〉
2.トレハロースと類縁体化合物の神経変性疾患治療薬としての可能性
○和田 俊一〈微生物化学研究会 微生物化学研究所〉
3.Trehalose - Building a Better Macrophage to Treat Atherosclerosis and Associated Metabolic Disorders
○Babak Razani〈Center for Cardiovascular Research, Washington University School of Medicine〉
■第2部 ― 様々な分野で見えてきたトレハロースの可能性 ―
4.トレハロースを添加した溶液を用いた高校化学実験
○水川 慶紀,片岡 優斗,中山 悠馬,二宮 愛富,森本 悠斗
〈岡山県立岡山一宮高等学校 理数科 2年生〉
5.生体分子のインクジェット塗布におけるトレハロースの効果
○森垣 憲一〈神戸大学バイオシグナル総合研究センター〉
6.トレハロースからつくる様々な構造のポリマー
○寺本 直純〈千葉工業大学工学部〉
7.乾かしたまま保存する方法:トレハロース処理昆虫細胞を利用した乾燥感受性酵素の長期常温保存技術
〇黄川田 隆洋〈農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門〉

2018年11月12日

大相撲11月(九州)場所

大相撲11月(九州)場所が昨日から開催されました。

今場所は、横綱白鵬関、横綱鶴竜関が休場する中で横綱稀勢の里の活躍が期待されたのですが、初日、二日目と連敗して暗雲が立ち込める感じになってしまいました。

大関陣もぱっとしない感じなのが残念ですが、まだ二日目なので今後の奮起に期待しましょう。

2018年11月08日

あんだんての歩み44 処方開発22 あんだんての設計思想 その4 実績重視

あんだんてシャンプーの設計思想について順を追って書いています。

第1は、シンプルイズベスト
第2は、弱酸性 
第3は、天然系 
第4は、実績重視 です。

主剤は、アミノ酸系で実績のある陰イオン界面活性剤と両性界面活性剤を使用したので他の選択の余地はありませんでした。

開発当時は、消炎成分で天然系のものが出始めていたのですが、あんだんては最も歴史があると思われるグリチルリチン酸(甘草を出発原料とする)塩を採用しました。

保湿剤としては、実績が豊富なベタインを採用しました。

その後も実績を重視したので開発後17年経由した今日でも処方の変更はありません。(ただ、発売時に使用していたカワシルクは、グリチルリチン酸と反応してフィルターを目詰まりさせてしまう製造トラベルがあったので次回から使用を中止しました。)

法改正があった時はお客様から処方変更の有無の問い合わせがありました。アレルギーの方は、それほど慎重ですから、ご安心いただくために上記以外の処方変更はしませんでした。
シャンプーにもその時々の流行のようなものがあるのですが、あんだんては処方を代えないことをポリシーとしました。

2018年11月07日

あんだんての歩み43 処方開発21 あんだんての設計思想 その3 天然系

あんだんてシャンプーの設計思想について順を追って書いています。
第1は、シンプルイズベスト
第2は、弱酸性 
第3は、天然系 です。

シャンプーの構成成分は10種類以上あり、同じ目的の成分でも使用される製品は数種から数十種ありますから膨大な候補から選択することになります。
そのときにどういう基準で選んで行くかが設計思想です。

シャンプーの原料成分には天然由来のものもあれば化学合成したものもあります。
「天然由来のものは安全」と主張する方もおられますが、科学的に見れば意味はありません。
天然系であれ、合成系であれ「安全なデータの揃ったものは安全」と考えるのが妥当でしょう。

しかし、天然系のものは、なんとなく「安心」と多くの方が思っておられるのも事実でしょう。
そこで、あんだんてではアレルギーのある方が対象ですから「高い安全性のデータの揃った製品」を選ぶは当然ですが、その上で「天然系」の製品(原料成分)を使うことにもこだわりました。

アレルギーのある方は、不安を抱えておられますので少しでも「安心」していただくためには「天然系」を設計思想に取り入れることがベストだと思いました。

2018年11月05日

あんだんての歩み42 処方開発20 あんだんての設計思想 その2 弱酸性

2018年10月29日の日記から、あんだんの設計思想について書いています。

設計思想の第1は、シンプルイズベスト でした。

第2は、弱酸性 です。
シャンプーが最初にできたときは石鹸シャンプーでしたから弱アルカリ性でした。

界面活性剤が進歩して石鹸以外にもアミノ酸系界面活性剤などが開発されてから弱酸性のシャンプーが出てきました。
人の皮膚は弱酸性ですから、刺激がより少なくなるとの考えで使用されるようになりました。

あんだんてシャンプーは、アレルギーのある方(特にアトピー性皮膚炎でお悩みの方など)に喜んでいただくことが開発目標ですから必然的に「弱酸性」としました。

あんだんての主剤は、ラウロイルメチルアラニンNaを使用していますが、このメーカーである川研ファインケミカルさんが「弱酸性」という言葉を業界で初めて使われたようです。不思議な縁を感じます。

2018年11月01日

アレルギーのメルマガ(11月)より 一日集中講座

本日、私どもが賛助会員にさせていただいている認定NPO法人アレルギー支援ネットワークさんのメルマガ 第143号をいただきました。

第1項は、「第13期アレルギー大学 記念講演・研究実践報告」ですが、先月紹介しましたので今月は第2項を紹介させていただきます。

最初の部分のみ引用させていただきます。
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2.アレルギー大学のエッセンスを詰め込んだ一日集中講座
 2018年度『アレルギー大学 ベーシックプログム』 残りわずか!!
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今年も「ベーシックプログラム」を開催中です。

岐阜県、三重県、愛知県のベーシックプログラムが大好評のうちに終了し、たくさんの受講生の方に受講いただけております。
今年度は、新潟県と静岡県の開催を残すのみとなりました!
すでにご案内しておりますが、受講生にはもれなく、アレルギー大学のテキストが付いてきますヾ(≧∇≦*)/
一日でアレルギーの基礎が学べる上にテキスト付きというお得な講座となっております。
お申し込みも残りわずかとなりますので、 受講を検討している方は、お早めにお申し込みください!!

【開催日/会場】
新潟県 11月4日(日)/新潟大学
静岡県 11月17日(土)/静岡県産業経済会館

★詳細はチラシをご覧ください↓

以下省略させていただきます。

2018年10月31日

「アレルギー相談をテーマにした事例検討会」の紹介

昨日、弊社あんだんて が賛助会員になっている認定NPO法人アトピッ子地球の子ネットワークさんから「アレルギー相談をテーマにした第6回事例検討会」のお知らせのご案内をいただきました。

最初の部分のみ引用させていただくと次の通りです。
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今回で6回目となる「アレルギー相談をテーマにした事例検討会」を12月1日(土)に開催いたします。
この事例検討会では、参加患者団体が持ち寄る相談事例をもとに、医師、研究者、企業の方々を交えたディスカッションや、今年10月にデンマークで開催された「食物アレルギーとアナフィラキシーに関する国際会議」の報告が行われます。
患者の支援活動において出会う問題や課題を共有する場として開催しておりますが、ご興味ございましたら、以下ご覧のうえ、お申込みください。
以下、省略させていただきます。
上記のページに詳しく載っていますのでご覧いただきたいと思います。
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2018年10月29日

あんだんての歩み41 処方開発19 あんだんての設計思想 その1 シンプルイズベスト

前回、シャンプーの一般的構成成分について書きました。

個人が敢えてシャンプーの開発を行うのですから漫然とした配合設計をしたのでは意味がありません。

どういう方をターゲットにして、どういう設計思想を持って臨むかが重要です。

「あんたんてシャンプー」では「アレルギーのある方、特にアトピー性皮膚炎でお悩みの方に喜んでいただくことを目指しました。

従って低刺激・低アレルギーを実現するには「安全第一」は当然であって設計思想以前の問題ですから、記述するのは省略して「設計思想」について6回に分けて書いて行きます。

この目標を達成するための設計思想の第1は、「シンプルイズベスト」です。
これはベビーシャンプーの設計思想です。

ベビーもそうですが、アレルギーのある方は個人差が大きいので成分が増えるとそれに合わない方がどうしても出てしまいます。それを避けるには単純にするのがベストです。

多くの文献を読んだ中から得た教訓です。

2018年10月25日

あんだんての歩み40 処方開発18 シャンプーの構成成分

「シャンプーの具備すべき条件」について書いてきましたが、その条件を満たすためには具体的にはどのような成分を配合すればよいのでしょうか?

化粧品関係者にとってはバイブル的存在である「香粧品科学ー理論と実際」田村健夫・廣田博共著 から見てみます。
その中に「シャンプーの一般的構成成分」として次の十種類が挙げられています。

洗浄剤(界面活性剤)、増粘剤、増泡剤、溶解補助剤、乳濁剤(パール剤)、コンディショニング剤、金属封鎖剤、pH調整剤、防腐剤、特殊成分

これらの成分について、弊社 あんだんて は、どのように取り組んできたのか書いて行きたいと思います。
専門書では〇〇剤となっていますが、イメージとしては硬いので、「あんだんてで行こう」では〇〇成分ということで紹介して行きます。

これらの成分を選定するに当たって、どういう設計思想で臨むかが重要ですから次回から、あんだんての設計思想について3回にわたって書きたいと思います。

2018年10月24日

あんだんての歩み39 処方開発17 「具備すべき条件」と「あんだんて処方」 その2

あんだんてシャンプーの処方開発で何故「シャンプーとして具備すべき条件」を完全に満たすことにこだわったのでしょうか?

それはアレルギーのある方、特に「アトピー性皮膚炎の方にも喜んでいただけるシャンプー」を開発するというコンセプトがあったからです。

先ず、「アトピー性皮膚炎」について成書および文献の徹底的に調べました。皆様大変ご苦労されていることが分かりました。

従ってシャンプーについても「アトピーだから何かを我慢しなければならい。」ということでは二重苦になってしまいます。
例えば主剤の界面活性剤の濃度を下げれば刺激が低減できますが、汚れ落ちが悪かったり泡立ちが悪かったりします。これでは我慢を強要することになります。

これを避けるには先ず使用感が優れていて、さらに低刺激性、低アレルギーでなければなりません。
言うは易く実際にそのような処方を開発することは至難なことです。

しかし、世の中にシャンプーが溢れているのにド素人の個人が挑戦するなら、敢えてこのレベルに照準を合わせないと改めて開発する意味がないと思いました。

これから処方開発を詳しく書いて行きますが、それぞれの素材選定などで世の中であまり使用されていなくても(素材の種類・濃度など)、これがベストだと思えば敢えて採用するようにしました。

こういう世の中にないものを敢えて開発してきたので宣伝費をかけなくても今日まで17年以上にわたってご愛顧いただけているものと思います。感謝・感謝です。