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あんだんてで行こう!≫ Andanteアンダンテ)は音楽用語で“歩く速さで”。開発も販売も、自分なりの理想を求めて一歩一歩確実に前進していきたいと思います。このページでは日常あったことを“あんだんて”につづります。

2018年09月20日

あんだんての歩み 32 処方開発 11 主剤選定 その3

昨日、ラウロイル-N-メチルβ-アラニン塩(今の全成分表示では“ラウロイルメチルアラニンNa”)が川研ファインケミカルさんで商品化されていることが分かったので技術資料を取り寄せました。

「アミノ酸系界面活性剤 -ソイポン・アラノン-」という名の技術資料です。
ラウロイル-N-メチルβ-アラニン塩の商品名は「ALE」です。
技術資料ですから「安全性」「性能(pHと起泡力)」「性能(耐硬水性)」などが載っており、それぞれ魅力的ですが、特に「安全性」に着目しました。
安全性(市販品)
市販低刺激シャンプーとの比較(ヒトパッチテスト)
主たる活性剤成分との比較のグラフで「ALE」が最も低刺激性を示していました。対象:皮膚疾患患者 時間:48時間 濃度:1.0%
物性測定値ではなく人で試験したデータのようでした。
(注)として「早川律子ら:皮膚、32、807-816、(1960)」と記載されていました。

これは願ったり叶ったりの資料だと思い、早速、日本科学技術情報センターに文献依頼を出しました。
サラリーマン時代に研究畑を歩んできたので技術情報収集はお手の物だったことも幸いしました。

2018年09月19日

あんだんての歩み 31 処方開発 10 主剤選定 その2

9月17日の日記で主剤(その製品の最も大きな機能を発揮する成分)として低刺激性で毛髪にもよいアミノ酸系陰イオン界面活性剤を使用することに決めたと書きました。

アミノ酸系でも色々な製品があるので選択する必要があります。
この時期に私も入っている技術士ネットワークの方が著名な技術情報誌の記者もしておられて文献を色々送ってくれました。

その中の一つに
「化学工業時報」平成10年12月15、25日号がありました。
「糖、アミノ酸を原料とする界面活性活性剤
-マイルド・安全性・生分解性のニーズに対応-
という特集記事がありました。

私が開発目標としていた低刺激性、低アレルギー性、環境にやさしいにピッタリの記事でした。
味の素社のアミノ酸系界面活性剤が詳しく紹介された後、「以下のほか、ライオン、川研ファインケミカルから低刺激性洗浄用のラウロイル-N-メチルβ-アラニン塩(今の全成分表示では“ラウロイルメチルアラニンNa”)が商品化されている。」という記載があり着目しました。

川研ファインケミカルさんが技術資料の収集に協力的であったこともあってカタログと技術資料を取り寄せているとこちらの希望を完全に満たしていることが分かりました。
これも人のつながりのおかげでした。

詳しくは、次回に書きたいと思います。

2018年09月17日

あんだんての歩み 30 処方開発 9 主剤選定 その1

あんだんてシャンプーの処方開発については文献調査から始まり8月16日の日記で「試作」の話に触れた時点で中断し→会社設立→ボトルデザインなどの話に移ってしまいました。

今日から「処方開発」の本題に戻ります。
シャンプーの開発で最初にやるべきことは主剤(その製品の機能をもっとも発揮させる成分)の選定です。

シャンプーでは、洗浄成分です。
洗浄成分としては界面活性剤が使用されます。
界面活性剤には3種類ありますが、シャンプーの主剤としては陰イオン界面活性剤が使用されます。
石鹸もその一種です。石鹸と界面活性剤は別物と思っている方もおられますがれっきとした陰イオン界面活性剤です。
ラウレス硫酸系、アミノ酸系、石鹸系などの陰イオン界面活性剤です。
ラウレス硫酸系が圧倒的で一部にアミノ酸系陰イオン界面活性剤が使用されます。

アミノ酸系は低刺激性で髪のまとまりがよいのが特長ですが、価格的に高いのが難点です。
7月16日の日記にアミノ酸系のシャンプーが市場で一定の評価を受けていることを書きました。

あんだんてシャンプーではアレルギーのある方を対象とし環境にもやさしいシャンプーの開発を目的としていたので高くてもアミノ酸系陰イオン界面活性剤を主剤としました。

アミノ酸系陰イオン界面活性剤の中ではグルタミン酸を使用した界面活性剤(成分表示では:ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液)が主流で「アミノ酸系といえばグルタミン酸ベース」を指します。
「ミノン」さんが元祖といってもよいでしょう。
しかし、あんだんてシャンプーでは、アミノ酸系でも敢えて別の陰イオン活性剤を採用しました。

このことは明日触れたいと思います。

2018年09月13日

あんだんての歩み 29 絵画登録(後半)

9月12日の日記で著作権を確実なものにするために文化庁に「絵画」として登録する方法があることを書きました。

具体的には次のようになります。公開できる項目のみ記載します。
「髪を洗うシャンプー」のデザインでは次のようになります。
著作物の明細書
1 著作物の題号 髪を洗う娘
7 著作物の種類 美術の著作物
8 著作物の内容又は体様
  髪を洗う楽しさを腕と手の動きで表現した娘の絵

「からだを洗うシャンプー」のデザインでは次のようになります。
著作物の明細書
1 著作物の題号 からだを洗う娘
7 著作物の種類 美術の著作物
8 著作物の内容又は体様
  からだを洗うことのすがすがしさと気持ち良さを
  一寸うしろを振り向くかたちで表現した娘の絵。

文化庁の方はとても親切に教えて下さいました。
後日、登録番号が送られてきました。
全くの素人が個人で始めた会社ですが、工夫次第ではお金をかけなくとも色々な対応策があることを実感させてくれました。
「著作物の内容」の表現も私自身が考えて提出しました

2018年09月12日

あんだんての歩み 28 絵画登録(前半)

ラベルデザインの著作権は寺門孝之氏から弊社「あんだんて」に譲り受けているので問題ありません。
しかし、「線画はユニークなので部分的に真似されたら嫌だな。」と感じていました。

その時に面白い話を知りました。
「自分では特許にできそうもないが、万が一出願されて特許にされて困りそうなときは、そのことを文章にして文化庁に申請することにより「既に存在した。」ことを証明する手法があるとのことでした。
それなら、「あんだんてのラベルデザイン」でも同じことができないかと文化庁に相談に行きました。
「ラベルデザイン」は受付ないとのこと。(必要なら商標登録すれば良い。)
しかし、描いてある絵を「絵画」として登録することは可能であるとのことでした。
条件としては次の通りでした。
1 一定期間内に50名以上の見ていただいたことを証明できること。
2 絵画の名前をつけて、その説明文を添付すること。

これを推進することにしました。
先ず、50名以上の方に見ていただける場所に掲示して、その場の管理者から証明をしていただきました。
題名と説明文は、次回に触れたいと思います。

2018年09月10日

大相撲秋場所

大相撲秋場所が昨日開幕しました。

今場所は3大関3横綱が全員出場する正常な場所となりました。
今までは誰かが初日から休場したり途中から休場するなど変則的な状態が続いていましたが、これでほっとしました。

この2日間で負けたのは大関豪栄道関のみでした。
8場所ぶりの横綱稀勢の里関は、危ない取り組みでしたが執念で勝ったようなところがあり今後も頑張って欲しいものです。

横綱・大関が揃い、大関候補の御嶽海もまずまずの出足だったのでこの2週間を楽しませてもらおうと思っています。

ここのところ「あんだんての歩み」に集中しているのでスポーツ関係は少し絞って載せたいと思います。

2018年09月06日

あんだんての歩み 27 ボトルデザイン その4

ボトルデザインを寺門孝之氏にお願いし線画がとても好評だったことを書きました。

しかし、後日思わぬことで苦戦することになりました。
ラベルを使用するシャンプー用ボトルでは全く問題ありませんでした。

トリートメントを発売する段になってみるとオーバル型のスクイズ性(押し出してトリートメントが出てくる。)のあるボトルが最適ということになりました。
曲面が多いのでラベルが使えず直接印刷する必要がありました。
形状が複雑なので専用の治具となり、これだけでコストアップになってしまいました。
シルク印刷という印刷システムを使うので線画では線が潰れてしまって歩留まりが悪い(不良品が出やすいという意味)とのことで更に高い印刷代となりました。
それでもボトルを買った会社に印刷まで頼んだのでなんとかやってくれました。

更に数年後、カートリッジパックを採用するに当たって改めて問題になりました。
カートリッジと言われる外側のケースに中にパウチという容器を入れるものです。
このケースも球面があるのでラベルが使えません。
印刷してくれるシルク印刷業者さんをインターネットで探したのですが、どこも線画は断ってきました。
ミニボトルやトリートメントボトル(オーバル型)ボトルの取扱い業者さんの紹介でようやく一社を見つけてなんとか解決しました。
なかなか難しいものだと実感しました。

2018年09月05日

あんだんての歩み 26 ボトルデザイン その3

ボトルデザインについては寺門孝之氏にいろいろご相談になっていただいたことを書きました。

私の方から厚かましいお願いもしました。
シャンプーを含めて化粧品のデザインは、なかなかカッコよくできているのですが、英語などが氾濫し小さくて見にくいとかねがね感じていました。
そこで「一寸見ただけで区別がつくような色分けと柄にして欲しい。」とお願いしました。

その結果、「髪を洗うシャンプー」は「緑なす黒髪」をヒントに色はグリーンにし「髪を洗うしぐさ。」を線画でいれていただくことになりました。

「からだを洗うシャンプー」は肌色とし「からだを洗うしぐさ。」を線画で入れていただきましたが、一寸なまめかしいデザインで寺門孝之氏の線の美しさが際立っったデザインだと感激しています。

数年後に「髪を潤すトリートメント」を発売することになった時も引き続き寺門孝之氏にお願いしました。
余談になりますが、後日1000mlサイズのシャンプー、トリートメントパウチを発売するに当たって400mlのラベルを転用してみると違和感がなかったので採用しました。
これもコスト問題から「直接印刷」ではなく「ラベル貼り」にしたのが幸いしました。

「お金をかけなくても結構工夫次第でなんとかなるものだ。」との思いを強めてくれました。

2018年09月03日

アレルギーのメルマガ(9月)より アレルギー大学講師リレートーク

認定NPO法人アレルギー支援ナットワークさんのメールマガジン 第141号を9月1日にいただきました。
豊富な内容ですが、アレルギー大学講師を勤めてくださっておられる先生方によるリレートークが第3項に載っていますので最初の部分のみ引用させていただきます。
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3、アレルギー大学講師リレートーク 第6回 
  武藤太一朗(愛知医科大学小児科講師)
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抗菌薬の不適切な使用を背景とした薬剤耐性菌が世界的に増加する一方、新たな抗菌薬の開発は減少傾向にあります。
2015 年5月の世界保健総会において、薬剤耐性に関するグローバル・アクション・プランが採択されました。
現在、厚生労働省では薬剤耐性対策を展開しています。
風邪を引いたからと抗菌薬をもらいに病院に行っていませんか?
ウイルス性急性上気道炎を一般的に「風邪」と表現し、ウイルス性急性胃腸炎を「胃腸風邪」と呼びます。
ウイルスによる感染症に抗菌薬は効きません。 抗菌薬は主に細菌に対して効果があるものであり、
不適切な使い方により、その抗菌薬が将来効かなくなることがあります。
小児気道感染症ガイドラインでは、抗菌薬が適応になる上気道感染症は溶連菌感染症のみであることが明記されています。
抗菌薬の使用とアレルギー性疾患の発症に関する研究が最近多く報告されています。
そのうちのいくつかをご紹介いたします。
(以下省略します。)

詳しくは、こちらをご覧ください。

今回は、リレートークの部分のみ引用させていただきましたが、メールマガジン全体が魅力あるものなのでメルマガの会員になられて全文をお読みいただくことをおすすめします。

2018年08月30日

あんだんての歩み 25 ボトルデザイン その2

昨日、デザインは寺門孝之氏にお願いしたことを書きましたが、ボトルデザイン全般についてご相談に乗っていただきました。

普通は、ボトルに直接印刷するものなのですが、個人で始める少量生産ですので印刷は諦めてラベルとしました。

ボトルの選定に当たっては環境への配慮(シャンプーの重量当たりのプラスチックの重量を最小にする。)から女性が持てる最大の大きさとして400mlとしました。
ただ、場所を取らないように角型としました。

この形はラベルを貼りやすいという利点があります。(円形だとどうしても剥がれやすい。)

寺門孝之氏は、多色だと費用もかかるので単色で線画にしましょう!とご提案いただきました。小さな会社なので極力費用がかからないように配慮していただき感謝です。

お言葉に甘えて更に色々な希望を申し上げて実現していただきました。詳しくは明日書きたいと思います。

2018年08月29日

あんだんての歩み 24 ボトルデザイン その1

社名の話から商標登録の話まで進んでしまいましたが、ボトルデザインの話に戻ります。

商品を発売する以上パッケージのデザインが必要ですのでデザイナーを選定しました。
当時から「天使の画家」として著名であった寺門孝之氏(現在は、神戸芸術大学教授)にお願いしました。

寺門孝之氏は大阪大学で環境工学を学んだ後に芸術の道に進んだ方なので「アレルギーのある方向けで環境にもやさしいシャンプー」という「あんだんてシャンプー」のコンセプトに共感していただけました。
ずぶの素人が夫婦で始めた会社でとてもお願いできるレベルの方ではないのですが、小さい頃から存じ上げていたこともあって快諾していただけました。

明日書きますように勝手なお願いもしたのですが、聞き届けていただきました。

寺門孝之氏は、天使の画家として若い女性に圧倒的な人気がありましたので、あんだんてのラベルデザイン(線画)をご覧になった方から、「これは,てらぴか(寺門孝之氏のニックネーム)さんのデザインでは?」との話が出てびっくりしました。

2018年08月27日

あんだんての歩み 23 商標登録(後半)

総合化学時代の先輩で独立して弁理士事務所を開いておられる方から「あんだんてシャンプー」を真似されたらどうするの?とのご指摘を受けて県立神奈川図書館の無料相談を活用したことを8月23日(木)の日記に書きました。

私としては「あんだんてシャンプー」を商標登録すればよいのだろうと思っていました。

ところが弁理士の先生からは、ラベルデザインに使われている「天使のつばさを型どった中に「あんだんて」が入っているロゴの部分を商標登録しなさい。」とのアドバイスを受けました。
ロゴに中に入っている言葉は、言語の種類を問わず(ひらがなでも、カタカナでも、英語などでも)単語としても自動的に保護されるとのことでした。
これにより第3類 せっけん 化粧品 部門で独占的に「あんだんて、アンダンテなど」の使用権が私どもに入ります。
ご指導の通りに出願しました。自分で特許庁に出向いて申請を済ませました。

出願して審査・登録が終わるのに約1年かかるのでヒヤヒヤものでしたが、2001年4月にシャンプーを発売して約半年後の同年9月に商標登録されて一安心しました。
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